転職を優位にしかも、思うような職場に就きたいなら看護協会が認める資格をとるべきです。

専門看護師も認定看護師と同様、特定分野での専門性を高めた看護師に認められるものです。ただし、専門看護師になるためには、看護系大学院修士課程の卒業が必要で、認定看護師よりもより研究に特化した資格と言えます。そのため、現在でも専門看護師の数は多くはなく、全国でも1273名(2013年12月末日時点)が認定されているだけです。認定看護師が全国で12452人(2014年1月時点)いるのに対するとその差が分かります。

専門看護師には現在、11の分野が設定されており、その分野とおおよその概要は以下の通りです。

・がん看護 – QOLを意識したがん患者とその家族に対しての看護
・精神看護 – 精神疾患の患者や心のケアを必要とする患者に対する看護
・地域看護 – 地域の医療福祉を主眼においた地域保健的な分野
・老人看護 – 高齢の患者のQOLを維持、向上させるための看護
・小児看護 – 病気の子供たちの成長を支援するための看護
・母性看護 – 女性と母子が健康に過ごせるような援助的看護
・慢性疾患看護 – 生活習慣病の予防や、慢性疾患の療養支援
・急性、重症患者看護 – 緊急または重症患者に対する効果的な集中看護
・感染症看護 – 感染症の予防と対策および患者に対しての看護
・家族支援 – 患者の家族に対しての支援活動
・在宅看護 – 在宅療養中の患者とその家族に対する支援活動

また、専門看護師に求められている役割としては、次の六つがあります。

①実践 – レベルの高い看護の実践
②相談 – 看護を提供する者同士のコンサルテーションの実施
③調整 – 円滑な看護のために関係者の調整を図る
④倫理調整 – 看護に関わる倫理的な問題の解決を図る
⑤教育 – よりよい看護のために看護者を教育する
⑥研究 – 実践の場で研究を行い、知識や技術の向上を図る

これを見ても分かるように、専門看護師に必要なのは高いレベルの看護や単なる研究活動だけではありません。患者や家族に対する教育や、患者と家族または看護に関わるスタッフ間の調整や指導、さらには地域への貢献なども求められています。専門看護師の仕事は多岐にわたり、全体としてより高い水準の看護が提供できることを目的としているのです。
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専門看護師になるためには、まず看護系大学院の修士課程を修了し、所定の単位を取得しなればなりません。さらに、通算5年以上の実務経験があり、そのうちの3年以上で特定の専門分野に携わっていることも必要です。その上でようやく、書類審査と筆記試験による審査が行われ、合格すれば認定証が交付されます。また、一旦専門看護師になっても、5年ごとに実績の審査があるために大変厳しい資格になっています。

専門看護師を目指すには大学院への進学が必要です。一度看護師として実務経験を積んでから大学院へ入り直す人も多く、時間や労力がかかりますが、大変にやりがいのある仕事なので目指している人も多い資格です。

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